武道家でドラマーの親、息子は和太鼓奏者。 親は息子がその道へ行くとは思っていなかった。そんなすれ違いは当たり前

言葉が分からない 一輝

父も書いていましたが、小学校の入学式で衝撃的な事件が起きました。

 

言葉が分からないんです!

 

方言です。

 

本当に分からないんです。

 

先生の言葉も、同級生の言葉も…。

 

すごく覚えているのは、入学式が終わって保護者と共に教室に行き、先生が1人ずつ名前を呼び、はい!と言って立ってから僕は元気です、みたいな事を言えと。

これを毎朝やるから、いま練習しよーねって。

今思い出すと多分そんな感じ。

でもその時は、本当に先生の話す言葉が分からず、わからないまま、1人ずつ立って名前と何か言ってるんです。

 

で、僕の番が来ました。

 

「日野一輝くん!」

 

シーン

 

 

えーと?何をするん?

後ろに立ってる父を見ました。

 

「えーから立ったらええねん」

 

どうやら父も先生が何を言っているのか分からないみたいでした(笑)

 

それからはおうむ返しです。

 

「はい」

「はい」

 

「僕は元気です」

「僕は元気です」

 

みたいな!

 

幼稚園の友達と話していた言葉と違う。

先生の言葉も全然違う。

 

衝撃的な小学生の入学式でした。