武道家でドラマーの親、息子は和太鼓奏者。 親は息子がその道へ行くとは思っていなかった。そんなすれ違いは当たり前

子育てではなく、大人になるから 晃

 

その意味では、「子育て」だとは考えていないのだ。

それよりも「人暗記や速読など、色々息子には試していった。

 

そこには「どうすれば、人と交わる能力を育てる事が出来るのか」ということと、社会で生きていく為には、どんな能力が育っているのが一番なのか、という二つの柱があったからだ。育て」「社会で生きる」がメインだ。

 

家庭環境としては、その意味では色々な大人が出入りする、というのも悪くない。

ただ、大人の会話には、絶対に入れさせなかった。

それは、私の一番嫌いな「こまっしゃくれたガキ」になるからだ。

子供らしい子供のまま、そこを大事にした。

 

人が育っていくのには時期がある。

その時期でないと養えないこと、あるいは感じないことがある。

それは、身体なのか脳なのか、あるいは、もっと根源的な本能なのかは知らないが、そこに素直でなければいけないと思っていたからだ。