武道家でドラマーの親、息子は和太鼓奏者。 親は息子がその道へ行くとは思っていなかった。そんなすれ違いは当たり前

音楽が嫌いになった理由…その2 一輝

僕が幼少の頃通っていた幼稚園は、東大阪にある菊水音楽幼稚園というところ。

 

そのころは祖母の家に住んでいて、そこから祖母と一緒に通ったり友達と通っていました。

 

その時は当たり前ですが、何も分からず通っていましたが、今思うと大層お金がかかっていた幼稚園に通っていたなと…。

 

だって、ギターやバイオリン、太鼓やピアニカなど様々な楽器をやってたんです!

 

また音楽会では、物凄く大きなホールを借りてギターを30人くらいで弾いたり、ピアニカを50人くらいで吹いたり…

羨ましかったのは、その中でも特に上手い子はドラムパートに回って、バンバン叩いているのを見たとき。

みんな5歳ですよ(笑)

 

先生も凄い。

ビッグバンドさながらの編成で、みんなサックスやトランペットを吹いて、普段見たことのない先生の姿に友達と盛り上がったのを覚えてます。

 

そんな幼稚園を過ごしたから、小学校の音楽の時間は楽しみだったんです。

「バイオリンやギターやったし、小学校ではドラムかなあ?トランペットもカッコいいなあ」

って、本気で思ってました。

 

ところが…

 

なんかみんなで歌うとかしかやらないんです。

しかも何故か全部知ってるし。

 

「あれ?楽器は?」

「トランペットじゃなくてもバイオリンとかやらんの?」

 

そしたらなんと、カスタネットを配られたんです!

これは衝撃的でした。

 

「え?これ幼稚園でやったで?」

 

リズムも、タン、うん、タン、うん…とか。

 

「なんやこれーーー!」

 

本当にめっちゃめっちゃショックなのを覚えてます。

 

ここから音楽嫌いがスタートしたのかもしれません(笑)