武道家でドラマーの親、息子は和太鼓奏者。 親は息子がその道へ行くとは思っていなかった。そんなすれ違いは当たり前

来年父と 一輝

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来年、私の父がドラムソロコンサートをします。
前回が還暦の時で、今から10年前。
東京と大阪の二ヶ所で行い、両方とも満席!
そして演奏も凄かった。
60歳とは思えない気迫に、袖で見ていた僕は圧倒され、終わってからしばらく何も言えない状態(笑)

あれから10年。
 
現在70歳の父。
来年コンサートをするから、71歳か。
その父が再び1時間ノンストップドラムソロをやります。
そして、その父に41歳の私が共演させてもらえる事になりました!
 
共演というか、父に挑める挑戦権を得たと言った方が良いかな。
ドラムと和太鼓。
巷でやっているようなコラボレーションではありません。
巷でやっているような、リズム合わせの合奏ではありません。
別に父と演奏しようなんて思ってません。
そんな事やってもしゃーないですから。
親子共演ですが、そんな生ぬるいものではありません。
本当に全身全霊で立ち向かわなくては歯が立たないので、その日に向けてとにかく稽古です!
稽古と言っても、叩くスキルアップではなくて、ひたすら聞く稽古。
みなさん、楽しみにしてて下さい!
次いつ父がドラムを叩くのか分からないので! 
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「親子共演」「親子で楽しくコラボ」ではありません。
息子が書いているように違います。
みんなの持つ「親子」という観念を、とりあえずは壊します。

息子は「一人で歩いて」います。
もちろん、私も。

共通項は「武道」と「音楽」。

 

愚息は忘れたかもしれませんが、高校を卒業し家を出て行った時、短い手紙を書きました。
「早く、連れになれるようになれよ」と。
そうなった時、自然と深い話を身体で心で会話出来るように、なっているのです。

今夏、息子から、その入り口の扉を開けたのを感じました。