武道家でドラマーの親、息子は和太鼓奏者。 親は息子がその道へ行くとは思っていなかった。そんなすれ違いは当たり前

のんびり打ち上げをしているが 晃

一輝がアップしていた写真は、確か近所の大学の学園祭に出演し、その打ち上げを淀川の河川敷であった時だ。

テナー、ピアノ、ドラムという編成だった。

この時のトリオは、阪急沿線の茨木駅の近くにあったジャズバーでの演奏で、パトカーを出動させた事がある。

 

演奏が始まり、しばらくしたら入り口の方が何や騒がしい感じがして、そちらを見た。

店は細長く、その一番奥が小さなステージで、奥にドラムをセットしていた。

入り口を見ると、警官が数人何やらマスターに話しているのが見えた。

演奏には支障はなかったので、こちらはガンガン演奏を続けた。

終わってから、マスターに「警官は何しに来たんや」と言うと「近所から音量の苦情が何度も入ったから」という事らしかった。

 

確か住宅街にあるジャズバーだったから、仕方のない事だ。

そこらにあるジャズのチンタラ演奏はしないから、騒音に聞こえたのだろう。

当時は、防音対策というようなものも、殆ど施されていなかったのではないかと思う。

のどかな時代だった。

 

しかし、この時期、私は借金を多額に抱え(カレー屋の倒産)四苦八苦していた。

この最悪の時期はまた面白い時期でもあった。